地震保険の考え方

1995年1月17日 阪神・淡路大震災

2011年3月11日 東日本大震災

2016年4月14日 熊本地震

そして南海トラフ地震、30年以内に70%の確立(地震調査研究推進本部

 

ご自身が加入している火災保険や地震保険を確認されていますでしょうか??

 

今回は地震保険の考え方と、ちょっと詳しい内容をお伝えしたいと思います。

 

まず、

地震保険は、地震保険だけで加入する事は出来ません。

火災保険とセットです。火災保険に入ってないと入れません。

お家の火災保険に入っていたら、お家の地震保険が付帯できます。

家財道具(家から動かせる物全てです。ペンでも歯ブラシでもなんでも)の火災保険に入っていたら、家財道具の地震保険が付帯できます。

 

ちなみに、地震による火災は、火災保険の対象になっていません。

地震から72時間以内の火事は審査対象となり地震保険の支払い範囲になります。

もし火災保険の対象にするなら地震と因果関係が無い事を裁判で証明する必要があります。

その証明は、ほぼ無理だろうといわれています。

その後の火事でも地震と因果関係があれば、地震保険対象です。



保険金(補償の金額)は火災保険で設定している保険金の半分が上限です。

例えば建物の火災保険の保険金が1800万なら地震保険はその半分900万までしか設定できません。

なぜならば、火災事故や自動車事故と違い地震となれば、広範囲で加入者全世帯を補償しないといけないから。

 

そしてこの地震保険の役割ですが、新しくお家を建てなおす目的というよりは、現実的に見て、当面の生活費になるんだろうと思います。

大きな地震が起きてしまった場合、今までと同じように仕事ができません。

出勤もできません。

何とか新しくお家をたてなおせるとしても、『すぐ!!』ってわけにはいきません。

お家を建てなおす建築材料が入りにくくもなるのです。

となると、それまでの期間住む場所も確保しないといけません。

 

そしてその状況は皆一緒なのです。

 

最後に…

最近のお家(1981年以降)は耐震基準で震度6強に耐えれるよう建築されています。

少々の揺れなら耐えられるんだろうと思います。

 

ただ家財道具については、震度3でも4でも倒れる可能性は非常に高いです。

 

家財道具が倒れないように固定するとかの工夫も必要ですが、家財道具の地震保険の加入もおすすめします。