いじめ乗り越え術!!こんな方法もある!
長男は高校3年生です。
3年生にとってこの時期は進学、就職と卒業後の進路のため面接練習だったり
受験勉強に忙しい時期だと思います。
どちらにしても進路が決定している子もいます。
学校や学科によってそれぞれだろうと思います。
長男の通う学科は専門学科になりますので、ほとんどが就職となります。
決まっている子もいれば、まだ決まっていない子もいます。
なんとも思っていない子もいます。
もう、社会に出る一歩手前であり、もうすぐ卒業していくにも関わらず
まだ先生に反抗したり、校則を守らなかったり、いじめをしている子がいるようです。
この専門学科は将来その道に進みたいから入学してきた子と、興味ないけどとりあえず入学してきた子の二通りいるように感じました。
高校は義務教育ではありません。
誰も来てくれと頼んでいない。嫌なら辞めればいいのに・・・。
反抗するなら家でしろと思うしね。
長男は1年生の秋頃から最近までいじめにあっていました。
大きなケガをしたり、お金を取られたりするようないじめではありませんでしたが、本人がいじめと感じる場合、それはいじめです。
長男には障害があるのかもしれません。本人の希望で認定はしていません。
コミュニケーションがとりにくいところがあります。
人と違う感性を持っている…少数派の人間とでもいいましょうか…そういう人間はいじめのターゲットになりやく、除外したくなると脳科学者さんが言っていました。
いじめの理由はそのようなところです。
学校に行きたくても行けず出席日数が危なくなり、長男は留年か退学になるかもしれない状況となりました。
なんで将来その道に進みたくて入学し、真面目に頑張ってた子が留年になって、いじめたり反抗したりする子が普通に卒業するの??
ありえない!!納得いかない!!許さねぇ!!
『ウチの子が辞める時はお前も絶対辞めさせてやる!!』と誓いました…よ…。
このような事態になっていましたが、ちゃんと進級も出来ました。
今は遅刻しながらでも教室に入り、嫌がらせを受けながら卒業に向け毎日通学しています。
そんな長男のいじめ乗り越え術を紹介します。てか、今も乗り越え中です。
この長男は、いじめられていると感じたその日に私と担任の先生に伝えています。
ひどくなる前にこの事態をたくさんの先生や大人たちに伝え、助けを求めていました。
『嫌がらせされています。どうしたらいいと思いますか??』
だから大人は皆この事実を知るのが早かったです。
家族はもちろん、多くの先生、中学校の先生、私の友人、私の同僚、バイト先の人、それこそ学校の掃除のおばちゃんとか、自分が知っている全ての大人に告げていました。
『もう無理!!と思ったらいつでも言っておいで』と皆が言ってくれます。
『一人じゃない』
『何があっても大丈夫』
『オレのバックは大人がいっぱいだぜ!!』的な。
学校、家庭、そしてもう一つ居場所を作ったんです。
同級生の味方は誰一人いなかったかもしれませんが、大人の味方はたくさんできました。
長男にとって何より良かった事は、たくさんの大人と話すことにより
いろいろな考え方を教えてもらえた事です。
私が高校生の時には誰からも教えてもらえなかった事。知らなかった事。
まだまだ頭が柔軟なので、かなりの意見を吸収したんじゃないでしょうか。
『そんな考え方が知れて、ラッキーやったね!!』
大人たち各々が経験し解決してきた様々なエピソードを聞けたんじゃないでしょうか。
大人の皆さんが、17歳の子一人にじっくり向き合ってくれたこと本当に感謝しています。
私もかなり救われました。
いじめをうけた事は本当に辛く苦しい出来事だけども、だからこそたくさんの学びがあったように思います。
社会に出た時、この経験はきっと役立ちます。
耐え抜いた息子に頭が上がりません。…今も耐えてる途中ですが。
…この方法は皆が出来る事じゃないかもしれません。
だけど、いじめは子供だけで解決するのは難しいです。
誰かに言ったら、いじめはさらにひどくなる…
そうかもしれません。言った人の人数が少なければ…。
もちろん見て見ぬふりをする先生も大人もいます。
だから出来る限り大勢の大人に言いつけてやりましょう。
そして人は頼られると期待に応えようとします。
何とかしてあげたいと思います。
ちなみに長男は隣のクラスのいじめを見た時、匿名で児童相談所に電話してました。
『ちょっと見たんですけど~~。先生も見て見ぬふりで~~~』って。
これが我が家のいじめ乗り越え術です。