骨伝導イヤホン、片耳が聴こえなくても音を感じることができる!

骨伝導イヤホン・・・それは、こめかみの骨に音の振動を響かせて脳に伝えるイヤホンです。

 

私は、幼いときから右耳が全く聴こえません。

いつから聴こえなかったのか、先天性なのか・・・分かりません。

右耳が聴こえないことが発覚したのは、小学校入学前の聴覚検査でした。

 

実は未だに、片耳が聴こえない原因や病気の名前も分かっていないんですよね・・・。

 

ということで、私は両方の耳から音楽を聴いたことがありません。

 

そこで発見したのが『骨伝導イヤホン』!!

片耳が聴こえない私でも、骨伝導イヤホンで音楽が聴こえてくるのかを試してみました。

 

片耳が聴こえない私が骨伝導イヤホンを購入してみた

 

片耳が聴こえない私は、『音を楽しむ』ということを完全に諦めていました。

しかし骨伝導イヤホンは、耳が聴こえなくても音が聞けるというではありませんか!

これは試してみる価値あり!

さっそく骨伝導イヤホンを購入しました。

 

イヤホンのメーカーに疎い私が購入した骨伝導イヤホンは『価格.COM』売れ筋商品からチョイス。

骨伝導イヤホンの価格もピンキリで、安いと1,000円代です。

しかし、絶対両方から音が聞きたい私は、安すぎず高すぎずの価格13,000円『AfterShokz TREKZ TITANIUM Bluetooth 骨伝導ヘッドホン』を購入しました。

コレといった購入の決め手は・・・特にありません・・・。

 

聴こえない耳の骨からの音は小さいが聞こえる

 

購入した翌々日には、骨伝導イヤホンが届きました。

さっそくBluetoothの設定をし、YouTubeを視聴。

両耳に装着すると左耳で音が聴き取れてしまうので、聴こえない耳からの音は認識できません。

(私が購入した骨伝導イヤホンは、音も聴こえるタイプ。)

 

そこで、左側(聴こえる方)を手で隠し、音が漏れないようにしました。

そして右側だけこめかみの骨に『ギュー』と押さえつけて聴いてみました。

 

ちゃんと聴こえる!!!

 

しかも、ものすごい小さな音で(笑)

左耳で聴いている音よりも、右側だけだと音がかなり小さく聴こえます。

きっとそれは、いままで能が右耳で聴いた音の処理をしたことがないからだと思います。

慣れていないのですよ。

 

でも、ちゃんと聴こえるのです。

どのように聴こえるかというと、左耳で聴いている感じです。。。

 

右側の骨から音が伝わっているのですが、左側から聴こえているといった感じ。

まぁ・・・この数十年、『音は左側から聞くもの』として生活しているので、それしか知らないんでしょう。

脳が錯覚しているのではないかと・・・。

 

骨伝導イヤホンで聴こえない耳からの音を確かめる方法

 

もしかして、右側から漏れている音を左耳が拾っているだけなのかもしれない・・・

だから音が小さく聴こえるのかも・・・

だから左耳で聴こえている感じなのかも・・・

 

と思ったので、確かめてみることにしました。

その方法とは・・・

音楽を加工するのです(笑)

 

右から聴こえる歌声は女性。

なぜなら、よく通る女性の声を右側にすることにより認識しやすくなるからです。

そして左から聴こえる歌声は男性にします。

もともと聴こえる方は、低い男性の声でもしっかり認識できるからです。

(加工とは言っても、ただ左右に別々の音楽が聴こえるように音源を配置するだけなので簡単です。)

 

音量も調整します。

左右の音量が同じだと、どうしても左側の音に右側が負けてしまいます。

ですので聴こえる左側の音量は小さく絞り、聴こえない右側の音量は逆に大きく設定します。

 

とてもアンバランスですが、片耳が聴こえない私にとっては丁度いいのです。

これで骨伝導イヤホンで、聴こえない耳からの音をハッキリ確かめることができます。

 

 

 ○音楽を加工する方法

 

1.音源を用意します。(聴きたい音楽をダウンロードします)

2.検索エンジンで『Audacity』と検索し、HPにてダウンロードします。

3.ダウンロードしたファイルを解凍(すべて展開)をしたら『Audacity』のソフトを起動します。

4.用意した音源をマウスで掴み起動したソフトの画面の上で離します。

5.音の波形が表示されたら左側にRとLという表記があるバーがあるので聞きたい耳のほうに限界まで振ってください。

 

実際に骨伝導イヤホンを使ってみた感想

 

『両方から音楽を聴いてみたい!!』

『ステレオというものを感じてみたい!!』

という思いで骨伝導イヤホンを購入しました。

 

聴こえない耳からの音が聴こえたときは、本当に感動しました。

ただ、聴こえない方から音を感じるのではなく、聴こえる方から音を感じているという感覚でした。

 

・・・正直・・・

聴こえる方から聴いているのとあまり変わらないというのが私の感想です。

 

でも骨伝導イヤホンは、耳を塞いで音楽を聴くワケではないので外部の音がちゃんと聴こえるというところが魅力です。

音楽を聴きながら電話の呼び出し音も聞こえるし、他人との会話も普通にできます。

 

鼓膜にも優しいので、生きている左耳を大事にしたい私にとっては、そこも魅力ですね。